今、ヨーロッパの難民問題が取りざたされています。
自分がそこに生まれたことで、不幸を背負わざるを得ない人がいるのも事実です。
日本国憲法22条では
・何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。
・ 何人も、外国に移住し、又は国籍を離脱する自由を侵されない
・ 何人も、外国に移住し、又は国籍を離脱する自由を侵されない
と記されています。
だから、どこに住んでみ構わないし、どんな職業についても構わない。
田舎が生まれ育った若者が、都会に出ることはなんら制約をされません。
ですが、運命というものがあるとするなら、そこに生まれた理由は必然であり、運命であったと思うのです。
私の好きな言葉に「明珠在掌」という言葉があります。
それは、あなたの掌には素晴らしい宝がありますよ、という意味です。
私は、その場所にも、そもそも備えている価値があると思います。
ただ、それを見抜いて活かしているのかいないのか、その違いだと思います。
実際、古来からその場所で、何百年と時をつないで生きてきたということは、そこに生きるに値する価値があったからです。
今一度、自分たちがそこに生きる意味を考えてみたいのです。
自分の子供が力強く書いた「とち」という言葉から、なんとなくそんなことを考えました。