生きるためのバックアップシステムをもっておく | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

大きな震災で、明らかになったのは、いくら巨万の富を築いても、お金はそんな災害の前ではたいして役には立たないということでした。

 

物流が寸断され、生きるか死ぬかの瀬戸際で必要なのは、食料であり、燃料であります。そしてつながりです。

 

鳥取県智頭町で、『疎開保険』なるものが生み出されています。

疎開保険に加入することによって、『被災したら、智頭町へいったん仮住まいをし、1週間分の食料を確実に手に入れることができる…』といったものです。

 

お金も大事だろうけれども、実際に食料を確保することも大事だ…そういう発想のもとに開発されたものだろうと思います。

 

私は、都会の人たちが、生きていく上において、有効なバックアップだなぁと思います。

 

田舎の強みは、食料を備蓄し、燃料がそのあたりにあって、実際に何か事がおきても当面は生きていく術があるということでしょう。

 

そういう強さは、日々生きていく上において安心につながります。

 

私は一つ、都会のマンションなどの住人の方や管理者の方が、ぜひ田舎のムラと提携して、そういうバックアップをもっておくような仕組みを提案します。

 

生活者にとって、災害から身を守るために、建物の耐震化なども必須ですが、被災した際に当面生きられるバックアップをつくっていくことで、より安心の度合いが高まるのではないでしょうか?

 

その橋渡しをするのが、田舎にもともと住んでいて、都会に暮らすことを選択した人です。

 

自分が生まれ育った田舎との橋渡しをして、そういうバックアップシステムを構築することで、自分自身の安心の確保のみならず、同じマンションに暮らしているほかの住人の安心をつくるということにつながり、それはコミュニティの構築につながります。

 

そうすることで、都会にいても自分たちが今いる場所がもっと楽しく、もっと快適な状況をつくれるのではないかと思います。

 

そしてさらには、田舎と都会がつながり、田植えや稲刈りのイベントをしたりすることも可能になり、田舎の活性化にも寄与できるはずです。

 

どうですか?生きるためのバックアップシステムを構築するというアイデアっておもしろいと思いませんか?