昨日、役場職員のMくんと、Nくんと話す機会があって、彼ら曰く
『ぜひ、香美町にスポーツ振興課をつくりたい』
と熱く語ってくれました。
私は直観的に、それはおもしろい!
と思いました。
多くの町で、スポーツ振興に対する部局をつくっているところは少なくないのですが、だいたいが、生涯学習に関する部局に位置づけられることが多いと思います。
しかし、例えばマラソン大会などで、宿泊する人や、そこでお土産を買う人などを考えると、それは観光の重要な施策の一つですし、健康増進をはかり、生涯にわたって、活動できる体をつくることは、これは、福祉の分野でもあります。
となると、スポーツといえど、その施策は広く多岐にわたることになり、生涯学習の範疇を超えるわけです。
行政は、町民に対して広く公平にということに重きを置きすぎると、特徴だったまちづくりにはつながりません。
まして、18,000人のまちであるが故に、財源も限られ、一人の担当者が多くのことを抱えることになります。
小さなまちだからこそ、何か尖ったものを打ち出し、それを強力に推し進めていくことが重要です。
ただ、その尖った施策がある一定の人だけに限定されてしまえば、それを享受できない人から多くの不満につながります。
尖らせるものを起爆材として、それ以外のものにも波及させていく…。
そういう観点からいうと、『香美町スポーツ振興課の設立』はあり!だなと思います。
まして、若手職員がそれによって、希望に燃え、公務員としての範疇を超えて、やる気をもってことにあたってくれるとするなら、これほど力強いことはありません。
私も、さまざまなスポーツ振興で関わりがある一人として、ぜひ、このことをいろんなところで、提案していけたらと思います!