土曜日、オリンピアンの皆川賢太郎さんの講演会が村岡高校でありました。
村岡高校では、毎年オリンピアンをお招きしての、講演会を開催していて、
木村公亘さん
上村愛子さん
荻原次晴さん
とそうそうたるメンバーで、今年はアルペン界のスーパースターです!
実は、皆川さん、北照高校時代に、奥神鍋の全日本B級の大会に招待選手としてきたことがありました。
私は当時大学生、私も一応第一シードでドローに入っていて、彼より早いスタートだったので、ゴールで待ってましたけど、確かその時、上にベストを羽織って滑っていて、ゴール前で軽くデラパージュ(横滑り)を入れても、私より3秒ぐらい早かった記憶があります。
本人も、講演の中でしゃべってましたけど、当時は、ほんと尖ってましたねー。
まあ、速いんだから、こっちはしょうがねぇとは思ってましたけど、けっこう、その傍若無人な態度はちょっと威圧的でした。
それが皆川さんの印象でした。
本人もそういったことを自覚し改め、スポーツ選手として、また社会人として気持ちをしっかりと持たれました。
そして、本当に尊敬すべきオリンピアンとして活躍されたその後はみなさんもご存じのとおりです。
いろいろな気づきがあったのですが、
彼が考えるスキーをとりまく今後にむけてのコメントの中で『ブーム』から『カルチャー』へというものがありました。
スキーを本当に文化として根付かせることが、今後大事なことだ。
というお話し、私もまったく同感です。
スキーのレベルは全く異なりますが、志だけは、少しでも近づけるんじゃないか、そんな気がします。
皆川さんは、それこそ、世界中を渡り歩き、スキーを取り巻く理想の形があって、私たちでは想像できないものがあるんだと思います。
ですが、頂点を高くするためには、それを支える底辺はもっと広げなくてはいけないはずです。
そういう底辺を広げることは私たちにもできることです。
お互いが同じベクトルをもって、がんばっていけば、きっとスキーが『カルチャー』へと発展してくれると思います。
皆川さんのお話を聞いてそんなことを考えました。