
おそらく、日本はどこもすばらしい。
都会は都会で、田舎は田舎で…
人を容易に寄せ付けない大自然もいいし、人と自然が共存してきた里山だってそうです。
だけれど、それがすばらしいから、『はいどうぞ』って相手に投げてみても、どうやって受け止めていいのか、どうやって利用していいのか、まったくわからない…。
そんな人には、懇切丁寧に、利用できるように教えてあげなくてはいけないのです。
例えば、大自然を満喫したい人に、はいどうぞと渡して、勝手に遊べる人は、ほんのごく一握りの人だと思います。
行き方を説明してあげ、遊び方を説明してあげ、場所を提供し、道具も渡してあげる…さらには、手取り足取り一緒にしてあげて初めて、その場所のダイナミックさを感じ取ることができるんです。
そういう作り込みが圧倒的にかけているのだ!と思います。
自分の足元をみつめるというのは、資源があるということを認識するだけではダメで、それをちゃんと、相手に届くようにしないといけない!ということですね。
私たちの町をまちの人たちが見たときに、
『すばらしい資源がいっぱいあるじゃないですかー』
って、お世辞抜きで聞きます。
実は、その本当の意味は、
『私なら、この資源をこうやって活用できるシナリオがわかっているんです。』
ということも含んでいるのだと思います。
私たちはそういうものを知らないから、相手に伝えられないのですね。
いちいち、手取り足取り、それはシチめんどくさいことかもしれないけど、それを抜きにしては、相手には伝わらない…
ということなんでしょうね。
ちゅうことで、つまるところ、田舎の価値を決めるのはマーケティングということですな…。