
昨日、ふとおもいたって、一人でたき火をしてみました。
天気も良かったこともあり、満天の星の下で、一人で火をみつめ、ちょっとだけお酒もいれつつ、過ごしてみました。
もう20年も前の話ですが、大学生になって、初めて実家を離れて、マチで暮らすことになりました。
最初のうちは、ウキウキしていたように思いますが、やはり生粋のイナカものは、そこで暮らすことになんとなく窮屈な感じを抱いてきました。
夏休みなどで帰省すると、野外活動のバイトをするようになって、森の中に身をおくことが多くなりました。
本当に自然と話し込んだことはなかったけれど、そこに身をおくと、疑似的に、自然と対話したような気分になった感覚というのはあったような気がします。
今、ど田舎で暮らしていると、それが当たり前になって、そういう自然への畏敬の念みたいなものも薄らいでしまっているけど、そのときは、無性に恋しくて、だから自分がそれを欲するから、「自然」というものに素直に謙虚になれたんだと思います。
だから、対話ができたんだと思います。
たき火を前にして、そんな不思議な感覚がよみがえってきて、あのころ無性に自然を追い求めていた情景が、バーっと駆け巡りました。
たまには、一人でたき火。
悪くないです…。