先日のクラウドファンディング説明会では、実は悶々としてしまいました。
クラウドファンディングの成功事例として、香住鶴さんと、上田畜産さんがそれぞれ300万、400万円の資金をその仕組みを使って一瞬に集めましたとの説明。
香住鶴さんの社長さんは、以前JCの例会で講師としてお招きしたことがあり、十数年前ほどだったか、世の中ずいぶん落ち込んでいった中で、突如新工場を建設し、その攻めの経営にずいぶんと感服した覚えがあります。
一方上田畜産は、私の二つ先輩、仕事の面でもいろいろとお世話になり、上田社長が、経営を始めたころからの成長の軌跡を傍らでもみていたので、その志の高さや、技術力の高さなどよく知っています。
そんなお二人の会社ですから、瞬時に資金を集めることができたのも納得だったのですが、それ以上にそれぞれの社長と、私自身と重ねてみて、はて自分は今まで何をやってきたのかなーと反省することしきりでした。
上田畜産の奥様であるミユキマネージャーがプレゼンをされている中でのお話し。
規模を拡大しようとがんばってきた5年前、牛が次々と死んでしまうことあり、ワクチンや抗生物質を与えようと、もがいてももがいても牛が死んでしまう。
そんな中で、生きるという根本をみつめ、牛が食べる餌に着目し、雑穀を与えるようになると、牛が元気を取り戻し、品質も改善したそうです。
そこで見出した光明。
それは、生業に真摯にむきあってきたからこそだと思います。
私自身、会社をよくしたいという思いは常に持ち続けているつもりですが、自分自身の商売に対するあくなき探求心を私自身は発揮できているだろうかと自問自答すると、まったく足元にも及ばない自分自身がそこにいて、なんとなく穴があったら入りたい気分になってしまいました。
しかし、成功者が身近にいることのありがたさ。
しっかりと勉強させていただき、もう一度足元をみつめたいと思います。