昨日、祖母の七回忌が行われました。
父方の兄弟姉妹は勢ぞろいし、私の兄弟家族も勢ぞろい、そして従妹の家族も集まって、ずいぶんとにぎやかな法要になりました。
からだの一部に機能的な障害を抱えた父親は、自力では動くことができない身なのですが、全員で協力して、お寺さんと、墓参りをすることができ、随分と感慨深げでした。
以前、◯回忌は単なる煩わしい行事だと思っていましたが、それぞれの家族ができ、盆や正月でさえも、全員が一同に会するということはないわけで、それが、この回忌の法要では、親族が一同に会する数少ない機会であり、新しい家族が増えてその紹介をしたり、近況を報告しあったりして、親族の絆を深めることができるのだから、まんざら悪くないなーと思うようになりました。
人が亡くなるのは、とても寂しいことですが、そうしたことで、こうやってまた人が集まる機会ができるわけですから、人生とはそうやって巡り巡っていくもののなのかなーと思ったりします。
弟が、家の片づけをしているときに、叔父叔母たちの写真をどっからかひっぱりだしてきていて、我が西村家にまつわる数々のエピソードを聞き、自分のルーツや、自分がいるハチ北の歴史なども垣間見れて、これもまたいい時間を過ごせました。
父がぽつりと、『これで私が主催する法事も最後だなー』とつぶやきました。
私は、この春ごろだったか戸主になりました。
祖母の13回忌がまた6年後に行われる予定ですが、その時は、どうやら、私がすべての主催をしなくてはいけないようです。
ですが、こうやって、縁を大切にしてきた父の思いを受け継ぎながら、6年後にまたみんなで再開できるようにやっていかねばならないと、決意した瞬間でもありました。