バス路線の維持は、ツーリズムとセットで | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

昨日、高速バスの大阪バスターミナルのお話をしました。

いま、私がやろうとしていることの一つは、今ある高速バスネットワークの強化で、それを軸に、地元のバス路線の拡充です。

スキームとしてはこうです。


大阪~湯村温泉、神戸~浜坂サンビーチが、都市と美方を結ぶ唯一の路線であるわけなのですが、インバウンド誘客も含め、この路線を強化し、こちらに足を運んでいただきやすい状況を作らなければなりません。

今、この路線を運営しているのは、全但バスさんです。
現在、大阪~湯村間は毎日3便、神戸~浜坂間は毎日2便の運行です。

具体的には、来ていただける便数を増やすことです。
便数はいくら多くてもいい。

理想は、1時間に1本ぐらいの便数で、朝から夜までくまなく走り続けることが理想です。


当然ながら、民間である全但バスさんは運行して赤字になる路線に、そんなことをしてくれるわけがありません。

そこで、この美方方面の関係者で協議会をつくり、乗車人数を増やす努力をしながら、便数増加につなげるということを考えました。。

先日、沿線の観光協会に呼びかけ協議会を立ち上げる予定になっています。

それぞれの観光協会も一人でも多くの人に、こちらに来ていただきたいと思っているわけで、バス会社さんの思惑と、それぞれの地域の思惑が合致するわけです。

具体的には、共同でのプロモーション、周遊チケットの発行、住民や利用者などへのマーケティング調査などなど…

とにかく、こちらに来やすくすることを考えていかなくてはなりません。

城崎は、但馬の観光のフラッグシップであることには誰の疑いもないわけですが、その背景には、JR1本乗れば京都、あるいは大阪から来れてしまうという利便性が寄与していることは間違いありません。

いまさら、美方方面にJRを走らせるわけにはいかないので、そこはバス路線ということになるわけです。


そして、それだけにとどめるのではなく、それを基軸に、高速バスがうまく住民の足として利用できないかと言うことも同時に考えていきたいと思っています。

たくさん便数が走っていて、住民にも利用ができれば、例えば、村岡から八鹿に通っている高校生が、その便を利用できれば、移動できる便数が増えるわけです。

ただ、予約制のバスであり、いつでも乗れるというものではありません。
そこは、スマホの時代。

バスに空きがあれば、予約をすぐにとって、八鹿から村岡だけを高速バスを利用するということがあってもいいわけです。

だから、システムの構築に関しては専門知識などが必要ですが、やってやれないことはないと考えています。
今、ウーバーテクノロジーというハイヤーサービスが活況ですが、そんな感じですね。


幹線でしっかりとしたバス網をがっちりと固め、利用者増加につなげ、その後、枝線である他の路線を接続して、移動がしやすくしていくということです。


実情を知らない、第三者のたわごとかもしれません。

全但バスさんにしてみれば、そんなことはずっと考えているよ!素人のお前に何ができるんだ!
とお叱りを受けるかもしれません。

しかし、何かを変化させなければ、じり貧になるばかりだし、地方創生にもつなげられません。
行政の枠組みではこのスキームはちょっと難しいかもしれません。


民間の力を結集し、なんとか一つでも問題を解決したいのです。