新聞に、こうのとり米が海外へ輸出されるという新聞記事をみました。
但馬の多くの農家で聞かれる声が、
『ぜったいうちのほうがうまい米なのに…』
食べ比べたことがないので、私自身は評価する資格などないのですが、額に汗をしてがんばっている農家からすれば、そう思うのは自然の流れというものです。
ただ、その言葉の裏側には、恨み節的なネタミも若干見え隠れしています。
ドラッカーが『マネジメントの基本的な機能は、マーケティングとイノベーション』と言っているように、良い商品をつくるからといってそれを買っていただけるとは限りません。
お米の価値は、『うまい』ことがその基準になっているのは間違いないのですが、自家消費するならともかく、それをビジネスとして取り扱っているのであれば、相手にちゃんと届かないと意味がないわけで…、だからネタむ前に、どうしたら相手にちゃんと届くのかということを必死になって考えないといけないわけですね。
自分自身への反省の意味も込めて、そんなふうに思います。