今回の安保法制に代表される法改正は、国際的な世論の中で、日本のみでのローカリズムでは通用しないためのものだと、私は受け止めています。
ヨーロッパの方では、難民の受け入れでいろいろ物議をかもしているようですし、世界規模で考えなくてはいけない問題が次から次へとでてきているようです。
ニュースで、「夫婦別姓 国連が法改正を勧告」の記事をみて、そういった波もどんどんと押し寄せていることを感じます。
ただ、国際世論がそうだから、夫婦別姓にすべしという単純な話ではなく、日本がずっとそうした制度を保ってきたことには、それなりの理由があるわけですし、大事なのは、お互いがパートナーとして、そうであることに幸せを感じれるのかということだろうと思います。
日本のムラ社会の根本は、家族というものを基本単位として、それを重んじてきた結果です。それは、とりようによっては縛りつける部分もあるかもしれないけど、相互扶助の精神で、お互いに助け合ってきて幸せを享受してきたということでもあり、むしろそのメリットの方を感じながら歴史を積み重ねてきたのが、日本の良さでもあると思います。
そこの部分をもっと国際世論にも理解してもらう必要があると思います…。