
日本で初めてとなるAPGNアジア太平洋ジオパークネットワークシンポジウムがここ山陰海岸ジオパークで開催されています。
山陰海岸ジオパークとなって5年…。
ジオパークになる前と後で、何が変化したのでしょうか。
それによって、山の形や、滝の色が変わるわけではありません。
しかし唯一魔法がかけられるのだとしたら、それは住民の意識です。
オープニングセッションでユネスコから招聘された地球科学部長のパトリックさんは、
「ジオとは『人』である」
といいました。
ジオパークと名のついた自分たちの地域に誇りをもつこと。
それが、外部の人を引きつけていくのだと…。
それぞれの地域が固有の歴史、文化をもっているのは、母なる地球が人間が創造もできないはるか長い時間軸でダイナミックに変化し、それによって、天候などの要素が加わり、さまざまな生態系を作り出し、それを源として、人が暮らしを営んできたからです。
そんな悠久の歴史に、感謝し、凛として生きていくこと。
それがジオパークなのではないかと思います…