『ふるさと教育』という洗脳で、自分たちを養ってくれる子供たちを引き留める、自己都合なのではないかという御意見をいただきました。
私は、そういう一面があることをまったく否定しません。
自分の行く末がどうなるかわかりませんが、もし、介護が必要となったとき、自分たちの子供に面倒みてもらえたらいいなと本気で思います。
しかし、私が『ふるさと教育』が大事だと思うのは、ほかでもなく子どもたち自身のためです。
産まれた場所を離れて移住するのはもちろん子どもの意思によると思うなのですが、親の子どもへの愛情の一つとして、ふるさとに住む選択をするほうが絶対に子どもたちは幸せだと私は本気で思っています。
それは、地の利を活かせるということです。
ふるさとで遊び学んできたこどもたちは、自分が生きていくうえで、何がどこにあるのか、圧倒的にその知恵があります。
まず水と食べ物とエネルギー…、食糧危機やエネルギー危機を迎えるということは、いまの時代、想像はしにくいけど、自分で生産する術を知っていたら、絶対に飢えに苦しむことはありません。
その二つが回りに存在するというのは、絶対的な強さです。
そして、人のネットワーク…、煩わしい近所づきあいも含めて、そういう人のネットワークをもっていること、これも生きていくうえでの圧倒的なアドバンテージ。
いま、みんなセッセと、ソーシャルネットワークを駆使して、人のつながりの構築に忙しいですが(かくいう私もその一人になっていますが…)それも労せずして(というとうそにになるか…)手に入れることもできます。
あとは、それらをどう組み合わせ、どう自分たち武器として使うかということだけです。
(それらも優れた賢者や事例がたくさんありますし…)
ふるさと教育は子どもの未来のためです。