郷土の誇りをかけて戦うから面白い | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

テレビでは、高校野球が始まりました。


先日の新聞で、一校の格差についての記事が出ていました。

各都道府県を勝ち抜いた精鋭たちが、甲子園というハレの舞台で、一発勝負を行います。

当たり前ですが、各地域で予選を戦うけですが、ばらつきがあります。一番少ないのは、鳥取県の25校、一番多いのは、愛知県の189校なのだそうです。

ところが、先日の、参議院の合区同様、甲子園出場もかけて合区したらどうか?という議論もあるらしいです。


高校のスポーツ競技は、概ね、都道府県で代表を選ぶという仕組みになっているところが多いですね。


日本一のアスリートや日本一の学校を決めるのには、不平等じないかという議論については、いささか疑問を感じています。


今年は、兵庫県代表は、滝川第二高校ですが、もはや彼らは単に滝川第二の生徒ではなく、私達兵庫県民の代表となって、ふるさとの代表『滝川第二』として応援されています。

廃藩置県によって、府県となって120年、その枠組みは単なる地理上の線引きではなく、私達日本人に強力なアイデンティティとなって存在しています。


高校駅伝では、報徳と西脇工業という日本でも有数のチームが兵庫に存在していますが、悲しいかな全国大会の切符を手にできるのは、わずか一チーム。

おそらく他の県では出場間違いなしであってもどちらかは涙を呑むしかない、理不尽といえば理不尽。

しかし、スポーツは、単に心身の強化のみならず、故郷に対するアイデンティティを醸成させるという要素をたぶんに含んでいますし、むしろ、そういうものの醸成のほうが、ウエイトが高いのではないかとも思ったりします。


(郷土の代表とはいいながら、選手の出身地が必ずしもその都道府県でないような場合もありますが…。)

いずれにしても、日本のスポーツシーンにおいて『ふるさと』を抜きにしては語れません。