先日、とある方とお話をしました。
その方は、私達の地元出身の方で、いまは大阪に本拠を構えて、ご商売をされている方です。
ビジネスでは、かなり成功されています。
これまでも、いろいろと地元のために尽力されてきたようなのですが、田舎特有のネタミ、ヤッカミ、そういったものに、翻弄されて、もう自分は地元に尽力をするのをやめたとおっしゃられました。
私はそれを聞いて、確かに何かことをすすめようと思っても、足をひっぱる人はでてきますし、ネタミ、ヤッカミが多数あるのも知っています。
私自身も、『田舎を素敵に替える!』をミッションに日々取り組んでいますが、そういうことに、辟易することは、数しれません。
だから、その人のことも理解ができなかったわけではありませんが、ちょっと違うなと思いました。
その人は、大阪に住んでいますが、事業所は、私達の地元にもあります。
そこに事業所を構えるということは、その地域に思いを馳せ、自分の事業所の成長とともに、地域の繁栄も考えなくてはなりません。
大きなリゾートが乱立したバブル時代。
雇用も産みだし、地域も繁栄を謳歌できるかと思いましたが、ちょっとつまずいたら、引き潮のごとく、田舎から飛び出していきました。
事業所の繁栄とセットで地域がどういう姿にあるのかということをイメージしないところは、いくら立派なリゾートが出現しようとも、そこにあるのはただの箱で、魂が入らず、それは結局のところ、お客様に見抜かれてしまうのではないかと思います。
ネタミヤッカミも含めて、地域愛というもので包み込んで凌駕していく!これが大事なのだと思います。
そうでなくては、切り捨てていけば、どこまで行ってもそのネタミヤッカミは尽きることはなく、常にそれが壁となってたちはだかり、行く手を阻みます。
地域の成長を導く真のリーダーは、やはり懐が深いものです。
私は、そんな田舎でも、必死にしがみついていきたいのです。