山陰・山陽 | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

本日、大阪神戸に出張ですが、家の前は、昨日からの降雪は40㎝ぐらいはあったでしょうか?こちらに来ると、小雪がちらちらと舞ってはいるものの、比較的良好な天気です。



私が住む香美町は、北近畿と呼ばれたり、一応関西エリアと呼ばれたり、いろいろああります。

一般的な山陰とは、島根、鳥取のことを指すのでしょうが、中国山地の東端に位置するので、山陰と呼ばれたりもします。

山の陰だから山陰、実にわかりやすい名前ですが、どことなく、瀬戸内側からみると、ちょっと差別的にも聞こえたりするので、あんまりいい名前じゃないなーという気がします。

うちの地元では、4世紀ごろの古墳も出ているので、ずいぶんと昔から、この地域には人の営みがありました。

昭和30~40年代頃の出稼ぎや、現在、スキー場をはじめとする雇用があったりして、地元を離れなくても生活できる環境にありましたが、昔の人たちは、この冬をどのように過ごしておられたのでしょうねぇ。

瀬戸内側の人からすると、なんであんな雪深いところに住んでいるのかという疑問があっても不思議ではありません。

植物は、子孫を時代に残すために、気象条件の変化に適応するように変化してきました。
寒いところを好む植物もありますし、温かいところを好む植物もあります。

人間にとって冬は厳しさを感じても、動植物は、自分がいのちをつないでいくために、その気象状況に適合しているわけですから、彼らには、そこにあることがベストなんだろうと思います。

人間もその生態系の一部であるというのなら、きっとその地域に生きる必然性というものがあるのだろうと思います。

村岡の米は同じコシヒカリを育てても、他の地域よりもはるかにおいしいお米ができます。
気象状況も大きく影響しているということですから、そういう厳しい自然環境がおいしいお米をつくるのでしょう。

私達も、その厳しい自然の中で育てられているので、但馬人、あるいは村岡人特有の人がらというものがはぐくまれていくのでしょうね。