さきほど前のブログについて、『転勤』についての記事を書きました。
それは、地方創生におけて『転勤』はその流れを逆行させることになるのではないかと思ったからです。
さきの企業にお勤めの方は、みなさんが転勤族でした。
ある方は奥様と離れて暮らしているみたいですし、ある方はマイホームを取得したけれど、家族ごと引っ越して、両親だけが住んでいるとかいった人もいました。
やはり、そういう人たちにとって、子育てはひとつのネックになるのではないかと思います。
単身で勤務すると、そのほとんどの子育ては、奥様が担うことになるでしょうし、家族ごと引っ越した人も、やはりコロコロと住居地が変わる状況では腰を据えて、子育てとはいいがたいのではないかと思います。
そして、なにより一番の問題は、ふるさとという概念がすっ飛んでしまうことです。
単純に、地方と都市部を比較すればモノやサービスという点では、地方が劣るとことは否めません。
村岡の山奥に暮らす私にとって、生活必需品の購入をしようと思えば、車で最低でも7~8分もいかないといけないし、ちょっとした大型のものの調達には、40分~1時間、大きな病院も1時間はかかります。
しかし、ここに40年も住んでいれば、それを克服するための知恵というものが身についているので、そんな状況はあまり苦に思ったことがありません。
それを補ってあまりある地域のコミュニティー、自然環境、などなどがあることは、腰を据えて暮らすからわかることなのです。
だから、転勤をされる人は、そういったこと克服する術をしらないわけですから、住むなら都市機能のある便利な場所ということになるのだと思うのです。
全人口に対して、大企業に勤めるひとがどれくれいいらっしゃるかはわかりませんが、そういった方々は少なくないはずです。
銀行員などの転勤は、地域の人とのなれ合いを防止するために転勤があるのだと聞いたことがありますが、そもそもその人の家庭状況や、考え方など、あらゆる面を理解しないとその人や企業にとっての金融サービスが提供できないのではと思いますし、やはり金を貸す人もその人の人生に踏み込んで一生ささえていくぐらいの気合いや覚悟ないと、本当にお金を貸すこともできないのではないかと思ったりします。
地方創生は、地方だけの問題ではなく、大企業にも影響が及ぶ大きな問題と考えるべきです。
とするならば、転勤の是非についてはいま一度熟考する必要があるのではないでしょうか?