昨日は、香美町の成人式が開催されたようですね。
2年前、『香美町若者まちづくり懇話会』で、新成人に何かメッセージを送ろうってことになり、メンバーが映像を作ってくれて、それを成人式の場面で披露することになりました。
そのときの映像はこちら
私自身は、20歳の時、学生で、スキーのインカレの最中で参加だったので、自身の成人式は参加できませんでした。
そのときはじめて成人式というものに参加しました。
ワイドショーで話題になるような傍若無人な若者はいなかったものの、やはり若気の至りか、まだ高校生の延長のようなどこか浮ついた感じがありました。
来賓の先生が、その態度にいらついて
『成人になって何がめでたいんだい?成人ってのは、責任を負うってことだ』
とけんか腰に来賓スピーチされてざわついた場が一気にピリッと引き締まりました。
まあ確かに、成人になれば、ある意味未成年にはない自由が手に入れられるうれしさというのはあるのもこれまた事実ですが、
先生がおっしゃられた、言葉の意味は相当に重く受け止める必要はあります。
いま地方創生にむけて若者の雇用だとか子育てだとか、成人の中でも割りと若い世代にむけての政策が今後どんどんと動き出します。
社会は、過去、現在、未来とずっと連綿と続くわけですから、今の社会を作り上げたのは、先輩世代のわれわれであり、若者が住みにくい社会にしてしまった責任はあります。
しかし、成人というラインを超えた瞬間、もうそれは先輩たちの責任ではなく、社会のさまざまな不条理も含めて、自己を含めた責任となります。
だから、政治が悪い、経済が悪い、地域が悪い、国が悪い、言い訳いくつも並べても、
一言『だったら自分たちがなんとかしろよ』って言われるのがおちです。
手に入れることの自由と引き換えに、言い訳できないものを背負うということです。
でも決して悲観しないでほしい。
未来を創造する、形にするために努力し続けることは、もっともクリエイティブで楽しいこと。
学生時代にアホやっているなんかより何倍も楽しくてやりがいのあること。
そういう前向きなチャレンジができるチャンスを手に入れることができるのが、成人の特権です。
あー、おっさんモード全開やったなぁ。
まあいいです。
新成人のみなさん、新しい門出おめでとうございます!