スキーの競技者として、滑れる環境がちかくにあるというのはとても大事なことです。
なので、いわゆるスキー留学というのは、けっこう普通に行われています。
強くなるために、貪欲に環境をもとめていくことは必要です。
ただ、願わくば、選手は地域で育成したいです。
スポーツ選手のセカンドキャリアのことがよく取り上げられます。
選手として成功するのは、ほんの一握りだし、そしてまた期間も短い。
トッププレイヤーになって、賞金をばしばし稼ぐこともプロであれば必要だし、それがまた子供に夢を与えることにもなればいいと思います。
ただ選手としてのキャリアはどこかで終わります。引退して、ちやほやされる人もいますが、それは相当なる人格者であるか、また別の才能が開花した人であって、その業界ではその時代のスターが常に出続けているわけです。
だから、役割が終わったときに残るもの。それがふるさとに対する愛であってほしいのです。
そういうものを持ち続けているひとは、また次の選手育成をするために、がんばってくれるだろうし、地元やその関係者も夢をいっしょにみようとできるのではないかと思います。
そんな生ぬるいから、強い選手が育たねーんだよとおしかりを受けるかもしれません。
結果を残せていないので、もうそこはじっと耐えるしかありませんが、とにかくそこにはこだわってやっていきたいと思うのです。