岡山県中南部に位置する総社市に各地の自治体の目が集まっている。市が運営する国民健康保険は自営業者のほか、高齢者や低所得者の加入が多く、医療費の増加で赤字が続く。市は基金を取り崩して支えているが、数年で底をつく見通しだ。そこで立て直しに向けある奇策に出たのだ。
特定健康診査(メタボ健診)を受けて、1年間医師にかからなかった加入者にもれなく1万円を支給。スポーツ大会など健康事業に3回参加すれば、抽選で最大10万円が当たる――。
現金還元で健康意識を植え付ける試みに批判があるのは承知の上だ。「仮に数百万円支出しても、治療費が年間500万円かかる重い人工透析患者が1人でも減れば、成果があったといえる」(片岡聡一市長)
(日本経済新聞8月28日朝刊より)
今朝の日経の朝刊に出ていた記事はとても興味をそそられるものでした。
健康でいたものに対しては、ご褒美をプレゼントするというものです。
とてもいいアイデアだと思いました!
香美町のみならず、田舎での高齢化率はあがるばかりで、自治体の財政を圧迫しているのは、医療や介護であることは間違いありません。
少子高齢化の問題というのは、高齢者が増えることが問題のように思われているけど、高齢者=医療や介護での公的資金が必要な人という図式で考えるから、そういうふうにいわれているわけで、高齢者≠医療費がかる人という図式をなくせばいいわけです。
以前のブログにも書きましたが、病気以外な人=健康な人という図式はなりたちません。病気はもっていないけど、なんとなく調子悪い人はけっこう多いと思います。
健康を作っていくためには、それなりの努力が必要です。努力を促すようなインセンティブがあるのは私は多いに賛成です。
みんなが筋トレして、みんなが走って、おいしくて安全なものをみんなが食べて、よく寝て、よく働いてっていうのが増えていけば、経済力だってきっとあがっていくに違いありません。
田舎のお年寄りは元気な人が多いと聞きます。実際、周囲のお年寄りは、みんなけっこう元気です。
畑や田んぼに出て、せっせと米や野菜をつくり、坂道をもろともせず闊歩していく…。
いい感じじゃありませんか?
総社市の取り組み、但馬の市町も大いにマネしてほしいですね!