高校生たちは、ふるさとに未来への希望が見えているのか | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

昨日、次期香美町総合計画の策定にむけて、住んでいる人が未来に対してどのように考えているのかということを聞くために、タウンミーティング第1回目が開催されました。

対象を特に絞ったわけではありませんが、人づてに協力を仰いだこともあり、高校生が中心のタウンミーティングとなりました。

総合計画の実効期間は概ね、10年とされていますから、新しい計画を策定し、その計画が終了する頃といえば、高校生は、26歳~28歳、結婚適齢期であり、社会に出て4年以上は、キャリアを積んでいる…

そんな年代となります。


質問は大きく4つ

10年後、自分はどんなことをしているのか?
香美町の未来はどうなっているのか?
10年後の香美町はどんな香美町になってほしいか?
そのために、自分たちは何が必要と思うのか?

これらをそれぞれ思いついたことをポストイットに張り出して、それについて意見を交換するといったワークショップを実施しました。


私も、あるテーブルに加わらせていただきました。

5人の高校生と、僕と同世代の大人一人のテーブルです。



なりたい10年後の自分『公務員』『先生』

香美町の未来はどうなっているか『少子高齢化で寂れる』『空き家が増える』


すべての高校生の意見ではないにしても、ちょっと愕然としてしまいました。

なぜなら、なりたい10年後の自分の姿に対するこたえの理由が、『安定しているから』というこたえが返ってきたからです。


自分が高校生の時にどうだったのかは、あまり覚えていないですが、なんとなく、もっと大きな夢を描いていたような気がします。


もし彼らに壮大な夢を語らせてあげられないとすれば、それは私達大人の責任だと思います。


時代はいつだって厳しい。

しかし、その厳しさの中に希望を思い描いて、たくましく生きていれば、きっと子どもたちはもっと大きな夢を描いてくれるのだと思うのです。


そして、香美町の未来に対するこたえ

ステレオタイプのように、香美町を語ってしまうことに、少し恐怖を覚えました。

きっと大人たちはいつもこのことばかりを口にして、彼らの耳でささやいているのだろうかと…。

彼らがもし香美町に対して、明るい未来をみていないとするなら、それはきっと大人たち自身が、希望をもっていなからです。


私は思います。

総合計画の策定は、今現在住んでいる私達自身のものでもありますが、それは今後社会に旅立っていくであろう子どもたちが、夢と希望に満ち溢れるシナリオづくりでなければならないと…。