明日から、4日ほど不在となる予定でしたが、台風の接近で、急遽予定を取りやめし地元に残ることにしました。
予定をとりやめるか否かで、数人集まりいろいろ議論した末の結論でした。
台風が実際、この地元に接近し、どのような状況になるのか今の段階では、予想もできないわけですが、私個人としては、この判断は正しいと思います。
いっしょに同席された方は、そのために段取り調整し、しかも部下がいるんだから、任せて、予定を遂行すべきだとおっしゃっておられました。
こんなことなら、私たちはどこにもいけないじゃないか…とも。
それはそれで正論だと思います。
ただ、私が思うに、私たち建設業者は、災害が発生したら、消防、警察、自衛隊などと同等の働きをしなくてはいけない宿命にあります。
土砂災害などが発生し、道を塞いだり、河川が氾濫し欠壊したり、そのようなことがあれば、重機やダンプ、はたまた砕石、木材等資機材を投入し、住民の生活を守る使命があります。
世の中で、もっとも土建屋が必要とされるときは、自然災害に対して、そういったリソースを使って、住民の安心安全を確保することです。
インフラを整えることも重要な役割としながら、実は行政からもっとも求められているのはこちらのほうだと思うのです。
だから、そのような場面では、トップは現場に近いところにいて、情報を収集し、必要な指示を出さなくては行けません。
もっとも台風が接近すると言われているのは7月10日、あと3日後のことです。
だけれども、今日の昼までに明日以降の4日間の身の振り方を決めなくてはいけないのでした。
ひょっとしたら、何事もなく終わるのかもしれませんし、実際何もなく終わってほしいです。
しかし、災害に対しては、最も最悪のシナリオを想定して、行動することが私たちには必要なことだと思います。