日本のいわゆる海猿、
海上保安庁の特殊救助隊の舞台裏というのを以前テレビで拝見したことがありますが、現場出動以外の勤務は、多くは訓練に費やしているようです。
それは遭難という特殊な状況に高いパフォーマンスを発揮するための下地づくりであり、それなくしては過酷が現場で成果をあげることはできません。
しかし、私達の日常も遭難救助の現場ではないにしても、ここぞという特別な状況というのはビジネスの世界や、日常生活においてさえ、何度か経験するところです。
そのここぞという状況は人によって異なりますが、しかしやはりそういう状況はあります。
そのときにやはり普段どのような準備を積んできたのかというのが大事です。
オリンピックが遠い過去のような出来事ですが、フィギュアスケートでは、ショートとフリーをあわせても8分少々、スキージャンプにいたっては、わずか2本、時間にして、1分もないぐらいな中で、4年間積み上げてきたものを、発揮せねばなりません。
しかし、その一瞬のパフォーマンスのために、それこそ自分の人生をかけてやっているわけで、私達凡人も普段の生活にそのような一瞬に対応するための緊張感をもってやっていかななくてはいけないと思うのです。