他人から何かのフィードバックをもらいます。
それはおほめの言葉もあれば、お叱りの言葉もあります。
やはり、心にずしりとのしかかるのはお叱りの言葉でしょう。
直接的なフィードバックもあれば、間接的フィードバックもあります。
自分自身の経験をお話します。
私は、父が経営している会社に、22歳の時から勤務しています。
よく父に反発していました。
会社の内部で、問題があっても俺は一生懸命やっている、だから問題はないはずだ、
一生懸命やっていると思い上がっていると、特に自分が直接関与していない(と思われる)ことは、自分の責任ではなく、父のせい、誰かのせいにしていました。
そうすると、他人に対して腹がたちます。
だんだんとストレスがたまって、その怒りを他人に仕向けていました。
本当にいやなやつです。
自分が経営者になって思うことは、全ては私の責任であるということです。
直接的に関与していなかったとしても、会社でおこるすべてのことは原因があり、それはまさに自分のリーダーシップや指導力のなさ…ということに尽きます。
そう思えば、その原因を取り除くために自分がやるべきことというのが目に見えてきます。
怒りを他人にぶちまけるまでに、自分がやるべきことをやらなければという気持ちになるんです。
貧困、差別、戦争、ジェンダーギャップ、環境問題…
グローバルな問題になればなるほど、それは対岸の火事に思えてきます。
でも、私も当事者の一人だと想像できればそれは誰かの批判に向かうのではなく、自分の行動を変えるきっかけとなります。
すべての出来事は対岸の火事ではありません。