人財育成こそが、会社としてもっともやらなくてはいけないことです。
しかし、育成は誰がするのかって話なんですが、結局のところ親方が教えるってのは、とんだ間違いで、育てるのではなく、育つ環境を作る…、これこそがリーダーが人財育成としてやるべきことであろうと…。
『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』(渡邉格著、講談社)という本を読みました。
あまりにおもしろすぎて2時間ぐらいで一気に読んでしまいました。
著書の中で、パンのお店を営む著者は、天然酵母を作ったパンを焼いているのですが、パンがうまく膨らむように、酵母がうまく働く環境をつくることはしても、自分が酵母の動きそのものをコントロールすることはできない
という旨のコメントがあり、これだっ!て思いました。
人もそれぞれがさまざまな人生経験を重ね、いろいろな考えを持っています。
とかく指導となれば、自分の考えを押し付けることにもつながる場合があります。
厳しく指導するのではなく、厳しさを自分自身が感じ取って背筋がのびるような環境や経験をさせること、やりがいや楽しさにつながるようなかんきょうをつくっていくこと、
そういうふうな状況を作り出せば、自身が勝手に学んでいく…。
最近、そんなふうに感じます。
だから、とにかく気づけるような環境、学べるような環境を自らが発揮できるような環境づくりをこれからも行っていきます。