ってどこか知っていますか?
ある方から教えていただいたのですが、なんと木の殿堂なんだそうです。
やはり、世界でも名だたる安藤忠雄さんの建築物だからでしょう…。
そのことを教えていただいたとき、自分がいかに足下をみていないか、思い知らされました。
家からでも歩いて行っていけなくはないところにあるランドマーク。
全国植樹祭のメイン会場となった木の殿堂。
植樹祭が行われたのは、19年前。
大学生で京都にいたときでした。
夏、木の殿堂を管理する兎和野高原でアルバイトをしていて、整備された会場の植樹たちが、まだしっかりと根付いていませんでした。
そして、その年は、まれにみる干ばつの年。
毎日、タンクに水を汲んでひたすら水やりしていたことを思い出します。
そして、誰もいなくなった木の殿堂の展望台に一人たたずみ、安藤忠雄さんがどんな思いでこの建物を設計していたのか、そんなことを思いふけながら、人と自然の調和を自分なりに考えていました
。
自分にとって青春の一ページでもあるその施設は、一度は行ってみたい特別な場所であるのに、自分の中ではすっかり抜け落ちていることに、とても恥ずかしくなりました。
足下にこそ宝があります。