昔、ACのコマーシャルだったと思いますが、食べ物を残すと、『もったいないおばけが出るぞー』っていうのがあったと記憶しています。
母は、食べ物を残すことに関してはとても厳しく、出されたものはすべて食べるという習慣がみについたせいで、食べ物を残すことにとても罪悪感を覚えます。
つくってくれた人に申し訳ない…
食べ物がなくて苦しんでいる人がいるのに…
そんな気持ちがもちあげます。
おかげで、オーバーイーティングになってしまうきらいがありますが、でもおそらくこの習慣は抜け切らないと思います。
飽食の時代…、食べ物を残すことになんの罪悪感ももたない時代…、賞味期限に厳しく、まだ食べられるものでも、賞味期限が切れたということで、ボンボンとゴミ箱に行ってしまう時代。
とある人生の先輩がアメリカで遭遇したお話をしてくれました。
あるパーティが終わろうとしている頃、みんながパックを取り出し、残った食材を詰め始めたそうです。
その先輩が問うてみると
『このパーティの食事を処分する責任は、ここに参加しているものにある。だから、それを持ち帰るのだ』
と答えられたそうです。
またこんなことも、
国立公園で、キャンプで焚き火をしたときに、灰を残らず、持ち帰ってしまったそうです。
どこまでが自分たちが責任をもって始末しなければいけないかという文化の違いはあるだろうけれど、
そうゆう文化が育っていけば、もっと効率的に食材が活かされていくんじゃないかと思います。