環境問題にある程度関心の高い人なら、
1992年リオデジャネイロでの、国連会議で、当時12歳の環境活動家セヴァンスズキさんのスピーチについて聞いたことがある人いるでしょう。
私自身もこのスピーチは記事として何度も何度も読み返して、感動した記憶があります。
ネットをみていたら、この感動のスピーチの映像があったので、初めて拝聴しました。
http://www.nhk.or.jp/eco-channel/jp/special/04/message/movie2.html
私は、この映像の中で、一つ気になることがありました。
それは、世界のリーダーが席どるところの映像が何度も出てきますが、感覚としてはおよそ、半分の席が空白になっているということです。
このスピーチ、どこのどういう場面で語ることになったのかは知りえません。
いわゆる主たる会議の合間の時間、休憩時間などで行われたスピーチだったのか、はたまた本当に会議に席どっている人は、半分くらいしかいなかったのか?
12歳の少女が真剣に世界に対して訴えていたことは事実であったにせよ、迎えた世界のリーダーたちが、ど真剣に彼女とむきあったとは思えません。
1992年といまでは、社会的背景は違うかもしれませんが、『伝説』となりえたのか、私たちはもっと冷静に世界を見なくてはいけないのかもしれません。