批判はすれども評論家というのは、実に、ずるいと思います。あとででる結果について評論するというのは誰にでもできるし、『ありゃーダメだ』って言っていれば、なんとなく、その人は格があるように思えてしまします。どんなに稚拙な事柄であれというか稚拙であるかどうかなんて、まわりではいくらでもいえるんです。評論するのであれば、少なくとも、代替え案を示すのが、最低の条件でしょう。それ以上に、評論するひまがあれば、その人の生き様が、まわりがマネをしてみたくなるようなところまで突き詰めないとダメでしょう。