アベノミクスによって景気が上向いているといわれます。
金融緩和
財政出動
成長戦略
この3つをアベノミクスの3本の矢と呼んでいるそうですが、私たちは重大なことを見落としていると思います。
成長戦略とは、裏を返せば、保護されたところにはズバズバとメスが入るということ。
己を律し、努力をしなくては報われないということです。
特に建設業…、景気をよくするために公共事業を少し多めにすることなのであって、決して、これが永遠に続くものではありません。
日本は、借金を莫大に抱えている国です。
そして、社会保障額はますます膨らむばかり…。カジをきりなおして財政再建に取り組まなくてはいけないことは明白です。
となれば、建設業にいるものは、公共事業に頼らなくとも、やっていけるだけの戦略を持ち合わせていなくてはいけません。
こんな時代だから、仕事が二分の一に減っても、やっていけるだけの力をつけなくてはならない。
インフラがある以上、それが機能するためには、維持修繕をし続けなくてはなりません。しかし、この人口減少時代にあって、これ以上新しい施設が必要なということは現実的ではありません。
維持修繕以外の公共事業の投資的要素はゼロだというシミュレーションもやっておかねばならない。
だから、いま一度タガを閉めてことにあたらなければならないのです。