を推進する会議を町は立ち上げたいようです。
社協さんや、町の職員を加えたメンバーで委員会を構成し、2ヶ月に1回程度の会議をするようで、おそらく、これから先町民がもっと参画できる町にするにはどうしたらいいのか?みたいなことが議論されるのだと思います。
香美町若者町づくり懇話会を運営した(している)経験からいうと、これまで、行われているような文書(郵送)による会議案内、必ず集まらないと進まない会議では、一般市民の皆さんは日々仕事をもち、日常が忙しい中にあって、それらを犠牲にして、会議に加わっていただくとするなら、そういう旧態依然とした行政の仕組みが、『恊働と参画』を妨げている要因の一つだと私たちは考えています。
いま、携帯電話は1億2000万台、そのうちメール機能を有している人は約85%ぐらいいます。
もう車の免許を持つ以上に、通信インフラは、身近なものになっています。
いまどき、会議の開催を考えたときに、この人は足がある人なのだろうか?迎えの車を準備しないといけないのだろうか?と考える人はいないはずです。
それは、既に車を運転できるという前提条件はもうあるものとして考えているからです。
もちろん中には、インターネット環境がない人というのもいるとは思いますが、行政のあらゆる仕組みが、変革していただくことこそが、恊働と参画へ近づく道だと思います。
もし、仮に行政マンのトップの方が、『私はパソコンが苦手だから』
と言ってそれが妨げられているのなら、それはトップの怠慢とかいいようがありません。
田舎の住民はこれでもか!ってぐらいに、地域の行事や、まちづくりに関わっています。
過疎になればなるほど、一人が何役もこなしています。だからことさらに恊働と参画といわなくても十二分に参加していると言えるのです。
そういうことを冷静にみていただいた上で、もし更に恊働と参画を求めるならば、まずは行政の仕組み自身がどうやってそれを変えていくかということを自らが考えていくことが必要なのではないかと思います。