田舎に企業を誘致する。 | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

雇用の創出、地域活性化の手段としてよく田舎に企業を誘致することが言われますが、世界の工場が中国になったり、東南アジアに移行していく中にあって、それはもはや無理だと結論付けたほうがいいのではないかと思っています。


もし仮に、田舎に企業を誘致して成功する手段があるとすれば、やはり地域の教育力をもって、優秀な人材を数多く揃えて、コスト競争ではなく、価値競争で戦っていかなくてはいけないと思います。


だとするならばやはり、戦略的に、町として、教育力を強化することが求められます。


それも短絡的に、高校を誘致するとか、大学を誘致するとかそういうことではなく、学びたいものが自然発生的に集い切磋琢磨しながら、自らの力を蓄えていくということが必要なんだと思います。


eラーニングなどの独学という方法もあるけれども、それはあくまで個人の資質を高めるには有効な手段かもしれませんが、組織として成果を出すことを学ぶことが重要であり、そのためには、実践的に人が集って、議論し、お互いに協力しという力が求められると思います。


そして、主婦、公務員、自営業者、サラリーマン、経営者あらゆるセクター一同に介せるというのが、また重要なんですよね。
フラットな状態で、自由闊達に議論するプロセスというのは、それぞれにいろいろな気付きをもたらし、そして、さまざまなイノベーションを生み出しやすい状況にあるのではないかと思います。


そういうものを戦略的に作っていくことが町としても大事なことではないかと思います。


『香美町若者まちづくり懇話会』は、実はそういうものとしては、最適な形態ではないかと自負しています。

昔、徴兵制があって、国の軍事を支えるために、必ずそれにいかなくてはいけないというものがありましたが、町民の義務として必ず、そういう政策的な組織に俗するなんてことも、イノベーションを起こすための手段としてありなんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか?