田舎でよく「人づきあいが煩わしい」ということを聞きます。
まあ、確かに都会と比べると、プライバシーに他人が入り込む度合いは強いのかもしれません。
しかし、見方を変えれば、それだけコミュニティがしっかりとしているということ。
嫁いできた人もこの田舎特有のコミュニティに対しては、2つの反応があります。
人付き合いが煩わしくネガティブに捉えてしまった人と、このしっかりとしたコミュニティをポジティブに捉えてしまった人です。
これは、実は、最初、田舎に来たときのアプローチで決まるんじゃないかと思います。
あいさつをして自分の素性を明かし、低姿勢で地域にとけこむような意識でアプローチすればだいたいすんなり受け入れてくれるだろうし、一方、それとは真逆の対応をとってしまったときは、その後も地域になじめずにいるということではないかと思います。
私自身も地域にどっぷりと暮らしてきて、ときにその煩わしさを思わないわけではありませんが、あまりストレスを感じずに、さらっと流す術も身につけたといったらいいのでしょうか
そこは、うまくおりあいがつけられるようにしているつもりです。
だから、地域で暮らしているとことで、いろんな人が、必要以上にプライバシーに入り込むのもそれはそれとして受け入れることができます。
それ以上にコミュニティの強さのメリットの方がはるかに上回っていて、他人にも思いやりをもって接していただていることが本当にありがたいと思えます。
過疎化がますます進む地域にあって、これからを生きていくには、やはり地域のコミュニティが大事なんじゃないかと思う今日このごろです。