結局、そこにいる人が魅力的かどうかだと思います。
徳島県上勝町に行ったときも、石見銀山に行ったときも、風景とか、景観とか確かにいいなと思うことはあったけど、一番インパクトを感じたのは、そこでがんばっているリーダーの熱さによるものだったように思います。
さきほどの2例の場所も、実際に行ってみて、自分達の町とは、風景的な観点からいうとそう大きく変わるようなものではなかったと思います。
でも、一つ一つのアイテムにアイデンティティがあったのは事実です。
だから、逆にいうといま自分達が住んでいるこの場所にアイデンティティをもつようにすればいいだけのことです。
極端にいうと、なぜ、あそこにあの石が転がっているんだいと訪ねられたら、無理くりにでも自分なりの理由をつくっておけばいいのです。
最初はったりであったとしても、それを3年も唱えていれば、そこにあるのは、そういう理由なんだということになると思います。