悲しみと幸せ | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

恩師は、僧侶だったので、その息子さんもお寺を継がれていました。

だから、通夜や葬儀の読経は、息子さんが勤められました。


通夜の読経が終わったあと、思い出話を含めた住職としての説法がありました。


『今日はめでたいんですよ。

今日は、親父の別れでもあるけれども、仏さんになる第一歩を歩まれためでたい日なんです。』


そうお話をされました。



それを聞いて、確かに、別れと出会いは連続しているし、悲しみがあるから、日常が幸せだと感じれることもあるし…。


悲しみも含めて、生きていることが幸せなんだ。

いや死んだあとも、実はずっと幸せなんだな…
そんなふうに思いました。


住職が語っておられましたが、恩師がなくなったのは、一昨昨日のことだったので、それから通夜までは、本当にこれまでないくらいに泣きじゃくったんだそうです。

しかし、通夜の住職は、気丈に振舞い、ときに笑顔でみなさんをお迎えしておられました。奥様も、住職の姉妹たちも、本当に恩師は亡くなったのか?と思わせるぐらい、明るく振舞われていました。

いっしょに来ていた仲間も、その明るい対応に、逆に戸惑ったようですが、この明るい振る舞いは、恩師が、家族とともに、一日一日を大切に生きてきた証だったのだと思います。