なぜ、国体を目指すのか?
そのこたえの一つが、『大海に出て己の小ささを知る』です。
私がスキーをやっていて、いわゆるエポックメーキングだった出来事はいくつかあるのですが、
そのうち一つに、初めて全国中学に出場したことがあります。
それまで、地元のローカル大会などでは、それなりに好成績だったのですが、初めて全国大会というものに出場し、結果はさんざんでした。
同じ中学生なのに、トップと圧倒的な差がありました。
そのとき、それまでの自分が単なるうぬぼれていたことをまざまざと知ることになりました。
上には上があって、自分にはまだまだ努力が足りないそう思わせてくれた初めての大会でした。
そのときから、数えると実に25年ぐらいずっと全国大会には出場し続けていますが、いつも出るたびに、自分の非力に、失望するのと同時に、だから上を目指して日々努力をし続けなくてはならないという自分への戒めになっています。
今年も自分の弱さをまざまざと知ることとなりました。
1年前に同じ様な思いを、よし努力をしようと思ったのはほんの数日…。
いつになったら、その決着をつけるのだとお叱りを受けそうですが、死ぬまでいっしょうこれは続くのでしょうね。
そんな自分ですが、しかし1年どこかで成長している自分もあり、(年齢を重ねると、むしろ精神的なものが多いのですが…)国体はそれを確認するために出場しているのかもしれません。