『職種』ってのは、定義があるようで実はないんじゃないかというのが、私の持論です。
例えば、『営業職』ってあるけれども、その営業職で具体的にどのような仕事をするかというのは、会社で既定されたものがあっても、その人の個性や特性によっていかようにでも変わるというか替えられるんじゃないかと思うわけです。
デザインが好きな人が営業職をやると、お客様へグラフィックなデザインのプレゼンをするかもしれません。
経理が得意な人は、ファイナンスを綿密にくんだプレゼンをするかもしれません。
また自己表現が得意な人は、自分がどれだけお客様へアピールできるかをするかもしれません。
また、『経理職』でも
エクセルのマクロを使って、自動化できるプログラムを組む人もいれば、
『法令』を熟知した、法的リスクを回避するための、戦略を考えるかもしれません。
基本的な『いろは』は、そつなくこなす必要はあるけれども、それを伸ばす部分に関しては、その人の興味・関心を駆使して、最大限に組織にとってのパフォーマンスが発揮できるようにすればいいわけです。
そう考えると、どんな仕事であれ、それをクリエイティブにすることは可能であり、その人の最大の資産を活用することも可能だと思います。
組織である以上、一定の役割はあると思いますが、その役割をこなしながら、自己の最大の関心や興味を発揮すれば、仕事はもっと楽しくなるんじゃないでしょうか?