という言葉に酔いしれて、本来の事業を見失っていないか…自己反省です。
私自身、新しい事業に踏み出し、この夏、宿泊施設をスタートさせます。
そして、この事業をスタートさせるにあたっては、社会的起業家としての信念をもってやっています。
事業の成功が単なる会社の利益を生み出すことと同時に、地域社会に貢献事業できる事業でありたいと思っています。
しかし、本来、会社は、社会的使命…、つまり世の中のためにある事業でないと、存在の意義はないし、起業といっても、新しくスタートすればそれでいいのかというとそうではなく、これまで存している事業も、しっかり世のために貢献できていなくてはいけません。
継続されているということは、これまで社会的に価値があったということでもあります。
そこの部分を見失うことなく、既存事業が、本当に価値ある事業かをみつめなおし、常にブラッシュアップしていくことは、新規事業に取り組む以上に重要なことです。
私は、ふと思ったときに、墓掃除をします。
別に信仰心が厚いとかそんなことは全然ないのです。
まあ、庭の手入れをするひとがいたり、盆栽をやったりするのと同じ趣味のレベルです。
この前も、ふと思いたったので、墓掃除をして
「きれいになったなー」と自己満足していたら、
再び台風のような、荒れた天気になって、杉の葉っぱがたくさん墓の上に覆いかぶさって、またもとどおりになってしまったのです。せっかくやったのに…です。
でもそれが世の常なんです。
それで腹をたててみてもしかたないことです。
再び、無残にちらかまくった墓を掃除しながらふと思ったのが、さっきのことです。墓をほったらかししていれば、雑草が生えます。だから、人が手を入れないと、常にいい状態をキープすることはできない。
事業もいっしょです。一旦たちあがったものは、常に手を入れていないと陳腐化してしまうものです。
そんなことをしながら、社会的起業というものに思いがいってしまい、多いに自己反省をしました。