先生と名がつく人々は、威厳のある、尊敬されるべき人たちであったと思います。
いま、そういう人たちの地位が落ちているというか世間が平気で落としているような気がします。
それだけ民度があがり、普通の人が普通にモノがいえるようになったともいえるのですが、しかし、やはりある意味奉っていかなくてはいけないと思うのです。
その最たるは、学校現場の先生でしょう。先生は、尊敬されるべきもの、という前提があったように思います。
しかし、親も世間も先生というある意味聖職者に対して平気で文句が言えるようなってしまったし、一方先生もいまや親にもっとも気を使って、やっていかなかくてはいけないという事態になってしまいました。
もちろん、先生とて人間であり、完璧な人はいません。そしてまた、尊敬されない人もいるでしょう。
でも私たちは、先生に一目をおかなくてはなりません。
それはとりもなおさず子供たちのためです。世間がそういう姿勢で望めば、子供たちは謙虚に先生からさまざまなことを学びとろうとするでしょう。
そして多くの社会では、相手がどういう立場や人であっても一目を置き、節度をもっていかなくてはならない場面ばかりなのです。
そのためには、幼少から、しっかりとそういうことを学ぶ必要があります。
いまいちど、私たちの部をわきまえるということについて、理解し、行動していきたいものです。