まずはTwitterの橋下知事のつぶやきより
2011.06.19 00:27
インドネシアに行ってきた。第二次世界大戦について、日本のおかげでインドネシアが独立できたと至る所で言われた。「日本の負けがあったから」とも言われたが。インドネシアは350年間オランダに植民地化されていた。日本が入ってきたのは3年ちょっと。
2011.06.19 00:30
インドネシアは念願のオランダからの独立を果たした。インドネシア人にとって第二次世界大戦は、オランダからの独立の意味合いが大きい。もちろん日本国の行為を絶対的に正当化するわけにはいかない。しかし、僕の世代が受けてきた教育は、こういう事実を全て捨象した極めて一面的な歴史評価だ。
2011.06.19 00:36
インドネシアの日本に対する感情等、僕は歴史の教育で教わったことがない。成人になってから書物などで知った。今回のインドネシア訪問では、これまで自分が認識していたレベルをはるかに超えていたインドネシアの親日感情を知った。インドネシア独立への日本の貢献というインドネシアの認識。
2011.06.19 00:49
第二次世界大戦について過ちを反省すべきところは反省する。しかし、評価されるべきところはしっかりと評価する。次世代の日本の子どもたちには、しっかりとした教育がなされるべきだ。こういう大きな方針は政治が決めるべき。今の教育委員会制度では、教員の世界に丸投げ。
橋下知事のつぶやきをみて、同感したので、掲載しました。
私は、2007年に、JCがインドネシアのバリ島で共同事業を行ったときに、委員長として出向していました。
そのなかで、ぜひバリのメンバーがこの場所で想いを共有したいということで行った場所が、ププタン広場でした。
インドネシアの空港名や紙幣にもなっているングラライ将軍が最後にオランダ軍と戦ったところだということで、案内していただいた場所です。
ちなみに、2007年、JCIバリの理事長は、このングラライ将軍の孫にあたる方でした。
その公園化された広場には、慰霊碑が立ち、その隣は墓地となっていたのですが、数多くのインドネシア兵士の中に、日本人のお墓が立ち並んでました。
現地のスタッフの説明によると、このププタンの戦いと呼ばれるこの戦地で、6名の日本人がインドネシア独立のために、いっしょに戦ったというのです。
だから、日本人には恩義があるんだと…。
彼らは、ほんとうに、日本人に対して畏敬の念をいだいてくれます。
これもまた歴史の一つなのだと実感しました。
決して戦争が肯定されるものではないですが、欧米列強の中にあって屈辱を味わってきたアジアの人々の想いも一方であって、そしていまは独立をはたすことができたということも知っておかなくてはいけない事実です。
一方で、いまそういう先人が築いてきたインドネシアなどの国々の人の信頼に対して私たちがどれだけ応えることができているかということに、謙虚に反省し、今後もさらに信頼を得るに値する言動をしていかなくてはいけません。
30代以下の我々がこれからもそういったアジアの国々の人々の信頼に応えるような日本人でありつづけるためには、まだまだ努力が足りません。
それにしても、さすが橋下知事といいいましょうか、しっかりと発言をされているので、そのつぶやきをお借りして、私も一言書き記しておきたいと思います。