私たちが提供したいものはいったい何なのか。
『それは住宅というハードではなく、そこに暮らす人々の幸せです。』
高度経済成長時代は、モノが圧倒的に不足していて、まずは物質的な豊かさをもとめていくことがなにより重要だったと思います。
しかし、いまは、住宅は過剰供給気味だし、衣類も中古衣類はわんさかとあります。食べ物だって、数限りない多くの食べ残しがあります。
おそらく、いまの時代、新しいかそうでないかとか多機能かそうでないかといいったことにこだわりをみせなければ、おそらくモノがなくて困るということはないです。
だから、そのモノを提供するというだけでは、限界が来ています。そこにどれだけの思いをのせ、そこにコトを提供していくのかだと思います。
ありふれた日常の中にどれだけの思いをこめられるのか、そこに差がでてくるような気がします。