最近、再び世論の政治トップの批判が激しくなったような気がします。
特に、今回震災を経て、日本のトップの危機意識が薄いだとか、リーダーシップの欠如によって、復興の支援が遅れているだとかの類です。
もう、こういう批判ばかりの世の中に辟易としてきました。
野党が、与党に対して突き上げるのはまあ思想の根本が違うわけですから当然のこととして、同じ与党の中が固まらないというのは、ほんとうにばかげた話です。
よくよく考えてみてください。
前首相である鳩山さんが辞任して、その後継者になった菅首相ですが、これとて、民主党の中で、民主的なプロセス、つまり投票というプロセスを経て決めてきたことです。
となれば、きめたことをしっかりと遂行していく、首相がいわんとすることを、いわなくても察知して動いていく、そういうことが大事だと思います。
民主主義の根本は、全員の意見は一致しないことを前提に、期限のある限りにおいて、議論し、その多数派の意見によって決せられたとき、いかに反対派であっても、それに従っていくという事だと思います。
だから、一度ゴーサインがかかったものは、まずは、反対側の人もそれをできる会議においてやってみるということが必要で、まして、足を引っ張ることばかりに収支するのではいけないと思います。
私自身のメディアソースは、大半が新聞ですが、新聞記事にいかに、批判の類の文言やページの多いことか。
どうやったら、前向きにすすむかの提案や、プロセスが示してあるような記事があってもいいように思うのは私だけでしょうか。