自治 | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

先日、我が村で定期総会がありました。
おそらく、どこの地位射にいっても、自治会が組織されているでしょうし、マンションなどにお住まいの方も、マンションの中で自治会のような組織があるはず。
ただ、その自治会が組織的に機能しているのか、そうでないのかという違いはいろいろあると思います。

先日もある地区の区長さんいお会いする機会がありました。その地区では、毎年区長さんが変わるらしく、しかも持ち回りなんだそうです。

私が住むハチ北では、今年改選期になっていまして、選挙で選ばれるのですが、現区長さんが、選挙の結果三期を務めることになりました。

いろいろな組織(というより集団といったほうが適切かもしれませんが)がある中で、家族に次ぐ組織ともいえるとも思います。

そのような組織が、機能的に稼働するかちうことがある意味その人の幸せも大きく左右することになると避難所を訪問してそれを実感しました。

私が訪れた避難所は、町の中にある小学校だったのですが、被災直後にそこに集まった人たちは、とにかくいのちからがら難を逃れてそこにたどりついたわけですから、当然いままでの自治会を越えた人たちが集まってきており、そして教室(部屋)で自分の寝床を確保する場合でも、そこが空いているからその場所を確保したのであって、自然発生的に集団ができあがったのです。

ですので、役割や分担がすぐにできるわけでもなく、その集団が統制もなかなかとれていないのが、実態であったように思います。

そうなると、ほんとはみんなで分担するとできること、例えばゴミの始末や、食料の確保なども、個々で動かざるを得ない状況になるのです。

そしてまた、被災者もずっとそこにいるわけではありませんから、一人抜け、二人抜けといったように、そこから離れていくこともある日突然行ってしまうので、余計組織化することが難しい状況になってしまうわけです。

そういう意味では、地域がコミュニティーがもともと存在するところでは、そのような状況にあっても、すぐに組織の機能が回復しやすともいえるでしょう。

普段あまり意識されていないことの自治ですが、ほんとうにその力をはっきしやすいのは、このような災難のときなんだと思います。

そのような意味でも普段のおつきあいということがほんとうに大切ですね。