ある雑誌を読んでいたら、弁当力なる言葉に出会いました。
弁当を自分でつくることによって、いわゆるPDCAサイクルを体で覚えこむことで、ビジネスなど多方面でのスキルが身につく、さらに、弁当をつくるということが、コミュニケーションツールとなり、人と人とのつながりを強化していくことにもつながると…いった内容でした。
以前にプロフェッショナル仕事の流儀に出ていた企業経営者の休日の趣味が自分で、食事をつくることだと話されていたことを思い出しました。
一つの食事をつくりあげるというさまざまな作業プロセスを経る中で、段取りを考え、観察し、そしてそれに対して対応するといった、ビジネスにおいても共通のプロセスがトレーニングにもなっているとのことです。
私もよく利用するほうなので、ほんとに説得力がないのですが、いまやコンビニですぐに食べるものが手に入るようになり、弁当をつくる手間を考えると、買ったほうが手早いと考えてしまうことも多々あったりします。
便利さを追い求めるあまり、つくっていただいてる方、そして命をいただくということ、一つの結果の中にある複雑なプロセス、それをしていただいている目にみえないバックボーンといったことを感じる能力はどんどんと衰え、結果大切なことを見失いがちになります。
そういう目にみえないものをみえる感度を常に高い状態の人というのはやはり、力があると思います。
とはいうものの、はずかしながら、弁当を自分でつくっていない私…。
奥様に毎日つくっていただいているので、頭で理解しているただのあたまでっかちです…。
しかし結論は、論より行動ですね。多いに反省です。