日本はこんなにおちぶれたのか | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

業者の怠慢と聞こえるかもしれません…。

うちの現場ではありませんが、ある業者からお聞きした現場でのお話です。

ある振興住宅地で新築工事をしようと近隣あいさつにまわったたそうです。

5mほど離れている近隣の方より、現場での作業は音がうるさいので、9時から5時までにしてくれと言われたとのことなのです。

確かに音が出ます。そして一次的にご迷惑もおかけをいたします。
しかし、8時から6時ではいけないかどうか疑問です。それによって、近隣の方の生活に特別な支障がでるということも考えられないのです。しかし、近隣の方は一方的にその制限を守れとのこと…。

それってほんとうに自分の都合しか考えていないようにしか思えないのです。


都会にでればでるほど、そういった傾向が強いとのことです。田舎の人はそういうことがあってもダイレクトにクレームを言わないだけかもしれません。


しかし、根底にあるのは、『お互いさま』の精神だと思います。

自分も何かの形でご迷惑をおかけすることがあるかもしれない。だから、永続的でないのなら、少しぐらいはがまんできるのではないか…。

そんな関係なのだと思います。


振興住宅地とて、数十年もすれば、ある一つのマチになり、お互いの関係性を抜きにして、生活ができないようになります。

そのときに気持ちのいい近隣の関係性ができるかどうかは、まずは自分自身が相手と良好な関係を保とうというこころがけだと思います。


これは一つの例ですが、こういった近隣対策にからむ問題が相当多いと聞きます。

日本人は心優しい民族だと私は信じています。
おおらかなこころで、お互いが理解しあえる関係性がもしどんどんと崩れているのが現状なのだとするならばそれはほんとうに危機的な状況です。

私はこれがこんな状況があたりまえだとは思いません。

お互いにちょっとずつ節度を持って接していけるのが日本人なのではないのでしょうか?