ふとなんとなく、このフレーズが出てきました。
以前、三ヶ月カナダで過ごした時期がありました。あこがれたアウトドアのメッカカナダ、もうまぶしいばかりの3ヶ月でした。自分の人生の中で強烈なインパクトを残した3ヶ月もなかったなーと今でも思いますが、観光ビザが切れるために、日本に帰国したとき、なんともいえない安堵感を覚えたことを覚えています。
あーあのときの感覚ってのが、ふるさとを思うってことなのなかーと思いました。
いつも暮らしている場所…、何の変化もなく、ただただ過ぎていく日々…。そう感じていながらも、常にさまざまなものが自分の中に入り込み、知らず知らずのうちに、DNAの中に刷り込まれているのでしょう。
それが、ふと、地元を離れたときに、なんともふるさとを感じてしまう瞬間なのかもしれません。
私たちにとってのふるさとは、目の前にあります。残念ながら(というべきかどうかわかりませんが)、私のふるさとは、ずっとここにあるわけでして…。
自分がいまここにいる以外のものは全て何かの違いがあり、そこになにかがひかれていくものであり…。
遠きにありて思う人のためにも、ふるさとがその人たちにとっての心の居場所にならなくてはいけない…そんなふうに思います。