当社では、香美町から請け負っている除雪の業務があります。
確かにこれも私たちにとっては、大切な収益源の一つであることは間違いありませんが、感覚としてそういうことを思ったことはありません。
どちらかというと使命感に近いもの。
関係する集落としては、3集落、直接関係する世帯数(家の前を除雪するという意味)でいうと概ね、100件ぐらいはあるでしょうか。
除雪という業務は過不足なくできてあたりまえ…。きちんとできなければ即クレームにつながります。
毎年、さまざまなクレームを頂いているのも事実…。そこには自分達のすきがあり、地域益につながる意識がまだまだ希薄な部分があり、改善しなくてはいけないものだと思います。
大げさかもしれませんが、地域の未来を左右するものと考えています。除雪がスムーズにいかなくて、こんな大変な田舎には住みたくない、あるいは、日々の道路インフラが滞ることによって、生活に不安を感じるということによって、精神的負担が大きいのであれば、地域の未来を阻むことになります。
私たちの先達は、不断の努力で、やっかいものの雪を経済につなげていく努力をくれました。
正月頃に神戸新聞の特集で、スキー場ビジネスをとりまくさまざまな方を取り上げてこられましたが、但馬にスキー場がなかったら、とっくのとうに、見放されていたのかもしれません。
おそらく、ここで生き続ける以上除雪と縁を切ることはできないはずです。
ならば、請け負う我々も誇りをもって、使命感をもって、地域の幸せ(不幸せの除去)を考えながら、ことにあたっていきたいと思います。