昨日は、エコプロダクト2010の見学のため、東京はビックサイトに行ってきました。
日本最大のエコプロダクトに関する展示会だけあって、規模も来場者数もハンパでないです。
家電メーカーも自動車メーカーも流通業者も、とにかく、だいたい名のしれた企業は、参画しているという感じですし、各企業ともいろんな趣向を凝らした展示ブースになっているので、その企業のアイデンティティみたいなもんが垣間見れるような感じがしてこれまた勉強になります。
その中にステージでのプチ講演みたいなものがあったのですが、なんと、あの『奇跡のリンゴ』の木村秋則さんが、ステージにたつというので、見に行くことにしました。
100席ほどある椅子は既に満席で、まわりをぐるっと立ち見の人が取り囲むというそれはそれはすごい人だかりになりました。
『プロフェッショナル仕事の流儀』に登場して、まさにいのちがけでリンゴをつくってきた人です。
テレビでみたまんまの穏やかなリンゴ農家のおっちゃんですが、そのあまりえらぶらない雰囲気がまたとても魅力な木村さんでした。
有機で作物をする人がだんだんと増えてきていますが、この人はほんとうにリンゴと会話できているんじゃないかというかほんとにリンゴと会話しているまさに仙人みたいな人です。
僕も自然は好きで、それなりにやっているつもりですが、まだつもりの域を出ず、自然の声が聞こえてはきません。
木村さんはリンゴの木と会話できるので、りんごの木が何を求めているのか分かるわけです。
木村さんのリンゴ農園のリンゴは、他のところのリンゴとは違い、意思をもっていて自分で行動できるリンゴだそうです。
1時間ほどの短い講演でしたが、感動してなんか涙が出そうになりました。
偶然木村さんのおはなしを聞く機会をもててほんとうにラッキーでした。
木村秋則さん