旧兎塚中学校の売却先として自社が候補者として選定されました。 | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

新聞等でも、報道されていますとおり、自社が、旧兎塚中学校の売却先として選定されることとなりました。


兎塚中学校の売却先の公募があったのは、9月の終わりごろでした。


その情報を耳にしてから、私なりにいろいろと思案し、また多くの皆様方からのご助言をいただきながら、10月15日の最終日に、入札書と提案書を提出させていただきました。


そして、先日の11月2日に、選定の審査会が行われ、審査員の皆様に、自社のこの事業に対しての思いを説明させていただき、昨日、候補者として選定された旨の通知を受け取りました。


私が、この事業に応募した理由は大きく2つあります。

ひとつは、この校舎で20年、兎塚中学校として60年あまり、地域の人々が育ってきたこの学校に対しての愛着や思いを、何らかの形で、継承し続けること。

もう一つは、地域経済が疲弊していく中で、なんとかこの状況を打破していくことでした。


そしてひとつの結論として導きだしたのが、体育館やグランドをそのまま利用しながら、校舎の一部を宿泊施設にして、農林業の体験や合宿などに利用していだけける施設として運営していくことです。


いま、殺伐した時代にあって、いろいろな問題が発生しています。人が当たり前に人を殺してしまう世の中です。それは、人と人のふれあいの欠如や、その土地が本来もつ目にみえない力、自然や風土が作り出す力、また昔からあった伝統や風習そういったものを軽んじてきた結果ではないかと思います。

そして、みんなが支え合ってこその地域が、その本来の機能を果たせなくなっています。体験やふれあいを通じて、人が本来もっている力を呼び覚ましていくこと、この事業を通じて、そんな地域を取り戻していき、ここに訪れる人、そして地域の人々が少しでも幸せになっていけるようにすること。

それをこの兎塚中学校という舞台で果たしていきたいのです。

まだまだしっかりとした形になるためには、課題が山積みです。施設の改修、雇用、人材育成、運営などなど、まだまだ手探りの状況です。しかし、それをひとつひとつクリアーするプロセスそのものが、先程の問題の解決につながっていくのだと確信しています。

どうかみなさんのご理解とご協力をいただきますよう、切にお願い申し上げます。