いったいリアル・バーチャルの差とはなんだろうとふと思ってしまいました。
当社の商い、何千万、ときに何億という物件を取り扱ったります。
私、100万円の札束は、何度か拝見したことがありますが、何億という札束おろか何千万の札束もいまだかつてみたことがありません。
つまり、私にとっては、とても概念的なものです。
請求書をやりとりしたりしていますが、その中だけで行われているものです。
それはある意味バーチャルです。そういったものって結構あるのではないかと思います。
当社は、建物をつくるのが本業ですから、それはリアルなものです。
お金のような見えない概念で、取引がなりたっているのであれば、そこに自分自身がどういう思いをめぐらせるかも自由なわけで、お金を札束というイメージにしてもいいし、建物にしてもいい。もっといえば、愛であるとか、信用であるとか、目に見えないものにそれをイメージすることもまた可能だと思います。
ある著名な経済評論家(おそらく何千万という所得がある方ですが)がインタビューであなたにとってお金とはなんですかという質問に対して、感謝の心ですといいました。
これとて、その人が創りだした概念で、他の人はまた違った感覚を持っておられると思います。
バーチャルな感覚をどのようにもっていくかということは結構大事なんだと思います。